Terminal.appに関する覚書きです.

目次

  1. exitコマンド後にウィンドウを閉じる
  2. Macに自分専用メモサイト
  3. macOS固有コマンド
    1. ターミナルからアプリケーションを開く
    2. ファイル作成日・更新日を変更する
    3. クリップボードにコピー
  4. カーソル移動等
  5. ユーザー名を非表示にする

exitコマンド後にウィンドウを閉じる

ターミナル.app > 環境設定 > シェルの終了時で,ウィンドウを閉じるようにします.

Macに自分専用メモサイト

アカウントごとに切られた,ローカルサイトの作り方です.
大まかな流れは次の通りです.
ターミナルでMacの中に入り,webサーバーのApacheを訪問します.
そして,Webサイトを通常アップするところとは別に,ユーザごとのアカウントのフォルダもブラウザからのアクセスに応えるようにしてやります.
しかし,パソコンの外からのアクセスは開放しません.

HTMLファイル等の一式は~/Sites(=/Users/ユーザ名/Sites)フォルダに置いてあるとします.
ユーザ名のところはMacintosh HD > ユーザ以下に出ている英名でのユーザ名です.

まず,/etc/apache2/httpd.confを編集し,次の2文のコメントアウトを外します.

#LoadModule userdir_module libexec/apache2/mod_userdir.so
#Include /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf

この変更により,ユーザごとのディレクトリにwebサーバーが関与できるようになります.

次いで,/etc/apache2/extra/httpd-userdir.confを編集し,次のコメントアウトを外します.

#Include /private/etc/apache2/users/*.conf

すぐに作成するファイルを読み込めるようにするためです.

/etc/apache2/users/ユーザ名.confを次の通り作成します.

<Directory "/Users/ユーザ名/Sites/">
AllowOverride All
Options Indexes MultiViews
Options +FollowSymLinks
Require all granted
</Directory>

この設定により,アカウント内にあるSitesフォルダをブラウザから閲覧することが可能になります.

あとはsudo apachectl restartでwebサーバーを再起動(起動していなかったならrestartに代えてstart)します.
ブラウザでhttp://localhost/~ユーザ名/とすることで閲覧できるはずです.

ただ,PCを落とすとまたApacheを立ち上げなくてはならなくなるので,次のようにして自動起動するようにしておくと便利でしょう.

sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/org.apache.httpd.plist

macOS固有コマンド

ターミナルからアプリケーションを開く

openコマンドにより,ダブルクリックした挙動でアプリケーションやファイルを開くことができます.

open アプリケーションへのパス

ファイル作成日・更新日を変更する

ファイルの作成日を変更するには,setfileコマンドを使用します.

setfile -d "日付" ファイルパス

日付は例えばmm/dd/yyyyやm/d/yyという形式です.
オプション-mなら更新日を変更します.

クリップボードにコピー

pbcopyコマンドでファイルの内容をコピーできます.
次はテキストファイルからコピーする例です.

cat ファイル名 | pbcopy

カーソル移動等

単語移動

option + →/←

行頭へ

ctrl + a

行末へ

ctrl + e

一単語削除

ctrl + w

以降削除

ctrl + k

元に戻す

ctrl + _

ユーザー名を非表示にする

ターミナル画面のスクリーンショットを提供する場合など,ユーザー名を非表示にしたい場合,環境変数を再設定します.

export PS1="\W \$ "