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Dustin Boswell・Trevor Foucher 著,角征典 訳 (2012)「リーダブルコード」オライリージャパン.(Dustin Boswell and Trevor Foucher (2011) “The Art of Readable Code,” O’Reilly Media.)

コードは他の人が最短時間で理解できるように書かなければいけない.

Dustin Boswell and Trevor Foucher

簡単な書籍の紹介

ボズウェルとフーシェによる「リーダブルコード」は,コードの改善方法について教えてくれます.
変数の命名からコードの構成にいたるまで,アドバイスしてくれる一冊です.

目次

第I部 表面上の改善

  • 1章 理解しやすいコード
    • 1.1 「優れた」コードって何?
    • 1.2 読みやすさの基本定理
    • 1.3 小さなことは絶対にいいこと?
    • 1.4 「理解するまでにかかる時間」は競合する?
    • 1.5 でもやるんだよ
  • 2章 名前に情報を詰め込む
    • 2.1 明確な単語を選ぶ
      • もっと「カラフル」な単語を探す
    • 2.2 tmpretvalなどの汎用的な名前を避ける
      • tmp
      • ループイテレータ
      • 汎用的な名前のまとめ
    • 2.3 抽象的な名前よりも具体的な名前を使う
      • 例:DISALLOW_EVIL_CONSTRUCTORS
      • 例:--run_locally
    • 2.4 名前に情報を追加する
      • 値の単位
      • その他の重要な属性を追加する
    • 2.5 名前の長さを決める
      • スコープが小さければ短い名前でもいい
      • 長い名前を入力するのは問題じゃない
      • 頭文字と省略形
      • 不要な単語を投げ捨てる
    • 2.6 名前のフォーマットで情報を伝える
      • その他のフォーマット規約
    • 2.7 まとめ
  • 3章 誤解されない名前
    • 3.1 例:filter()
    • 3.2 例:Clip(text, length)
    • 3.3 限界値を含めるときはminmaxを使う
    • 3.4 範囲を指定するときはfirstlastを使う
    • 3.5 包含/排他的範囲にはbeginendを使う
    • 3.6 ブール値の名前
    • 3.7 ユーザの期待に合わせる
      • 例:get*()
      • 例:list::size()
    • 3.8 例:複数の名前を検討する
    • 3.9 まとめ
  • 4章 美しさ
    • 4.1 なぜ美しさが大切なのか?
    • 4.2 一貫性のある簡潔な改行位置
    • 4.3 メソッドを使った整列
    • 4.4 縦の線をまっすぐにする
      • 整列すべきなのか?
    • 4.5 一貫性と意味のある並び
    • 4.6 宣言をブロックにまとめる
    • 4.7 コードを「段落」に分割する
    • 4.8 個人的な好みと一貫性
    • 4.9 まとめ
  • 5章 コメントすべきことを知る
    • 5.1 コメントするべきでは「ない」こと
      • コメントのためのコメントをしない
      • ひどい名前はコメントをつけずに名前を変える
    • 5.2 自分の考えを記録する
      • 「監督のコメンタリー」を入れる
      • コードの欠陥にコメントをつける
      • 定数にコメントをつける
    • 5.3 読み手の立場になって考える
      • 質問されそうなことを想像する
      • ハマりそうな罠を告知する
      • 「全体像」のコメント
      • 要約コメント
    • 5.4 ライターズブロックを乗り越える
    • 5.5 まとめ
  • 6章 コメントは正確で簡潔に
    • 6.1 コメントを簡潔にしておく
    • 6.2 あいまいな代名詞を避ける
    • 6.3 歯切れの悪い文章を磨く
    • 6.4 関数の動作を正確に記述する
    • 6.5 入出力のコーナーケースに実例を使う
    • 6.6 コードの意図を書く
    • 6.7 「名前付き引数」コメント
    • 6.8 情報密度の高い言葉を使う
    • 6.9 まとめ

第II部 ループとロジックの単純化

  • 7章 制御フローを読みやすくする
    • 7.1 条件式の引数の並び順
    • 7.2 if/elseブロックの並び順
    • 7.3 三項演算子
    • 7.4 do/whileループを避ける
    • 7.5 関数から早く返す
    • 7.6 悪名高きgoto
    • 7.7 ネストを浅くする
      • ネストが増える仕組み
      • 早めに返してネストを削除する
      • ループ内部のネストを削除する
    • 7.8 実行の流れを追えるかい?
    • 7.9 まとめ
  • 8章 巨大な式を分割する
    • 8.1 説明変数
    • 8.2 要約変数
    • 8.3 ド・モルガンの法則を使う
    • 8.4 短絡評価の悪用
    • 8.5 例:複雑なロジックと格闘する
      • より優雅な手法を見つける
    • 8.6 巨大な文を分割する
    • 8.7 式を簡潔にするもう1つの創造的な方法
    • 8.8 まとめ
  • 9章 変数と読みやすさ
    • 9.1 変数を削除する
      • 役に立たない一時変数
      • 中間結果を削除する
      • 制御フロー変数を削除する
    • 9.2 変数のスコープを縮める
      • C++のif文のスコープ
      • JavaScriptで「プライベート」変数を作る
      • JavaScriptのグローバルスコープ
      • PythonとJavaScriptのネストしないスコープ
      • 定義の位置を下げる
    • 9.3 変数は一度だけ書き込む
    • 9.4 最後の例
    • 9.5 まとめ

第III部 コードの再構成

  • 10章 無関係の下位問題を抽出する
    • 10.1 入門的な例:findClosestLocation()
    • 10.2 純粋なユーティリティコード
    • 10.3 その他の汎用コード
      • 思いも寄らない恩恵
    • 10.4 汎用コードをたくさん作る
    • 10.5 プロジェクトに特化した機能
    • 10.6 既存のインタフェースを簡潔にする
    • 10.7 必要に応じてインタフェースを整える
    • 10.8 やりすぎ
    • 10.9 まとめ
  • 11章 一度に1つのことを
    • 11.1 タスクは小さくできる
    • 11.2 オブジェクトから値を抽出する
      • 「一度に1つのタスク」を適用する
      • その他の手法
    • 11.3 もっと大きな例
      • さらなる改善
    • 11.4 まとめ
  • 12章 コードに思いを込める
    • 12.1 ロジックを明確に説明する
    • 12.2 ライブラリを知る
    • 12.3 この手法を大きな問題に適用する
      • 解決策を言葉で説明する
      • 手法を再帰的に適用する
    • 12.4 まとめ
  • 13章 短いコードを書く
    • 13.1 その機能の実装について悩まないで――きっと必要ないから
    • 13.2 質問と要求の分割
      • 例:店舗検索システム
      • 例:キャッシュを追加する
    • 13.3 コードを小さく保つ
    • 13.4 身近なライブラリに親しむ
      • 例:Pythonのリストとセット
      • ライブラリの再利用はなぜいいことなのか
    • 13.5 例:コーディングするよりも
      • Unixツールボックスを使う
    • 13.6 まとめ

第IV部 選抜テーマ

  • 14章 テストと読みやすさ
    • 14.1 テストを読みやすくて保守しやすいものにする
    • 14.2 このテストのどこがダメなの?
    • 14.3 テストを読みやすくする
      • 最小のテストを作る
      • 独自の「ミニ言語」を実装する
    • 14.4 エラーメッセージを読みやすくする
      • もっといいassert()を使う
      • 手作りのエラーメッセージ
    • 14.5 テストの適切な入力値を選択する
      • 入力値を単純化する
      • 1つの機能に複数のテスト
    • 14.6 テストの機能に名前をつける
    • 14.7 このテストのどこがダメだったのか?
    • 14.8 テストに優しい開発
    • 14.9 やりすぎ
    • 14.10 まとめ
  • 15章 「分/時間カウンタ」を設計・実装する
    • 15.1 問題点
    • 15.2 クラスのインタフェースを定義する
      • 名前を改善する
      • コメントを改善する
    • 15.3 試案1:素朴な解決策
      • このコードは理解しやすいか?
      • 読みやすいバージョン
      • パフォーマンスの問題
    • 15.4 試案2:ベルトコンベヤー設計
      • 二段階ベルトコンベヤーの実装
      • これで終わり?
    • 15.5 試案3:時間バケツの設計
      • 時間バケツの実装
      • TrailingBucketCounterを実装する
      • ConveyorQueueの実装
    • 15.6 3つの解決策を比較する
    • 15.7 まとめ