SQLiteはD. Richard Hipp氏によって開発された関係データベース管理システムです.
パブリックドメインに帰しており,軽量な点が特徴です.
アプリに組み込んで利用されています.

目次

  1. 起動・終了
  2. データベース
    1. 作成・削除
    2. バックアップ・リストア
    3. ヘッダーを入れた出力
    4. ファイル出力
    5. CSV読み込み
    6. CSV書き出し
    7. エンコーディング
  3. テーブル
    1. 一覧
    2. カラムの削除

起動・終了

macターミナルからの起動・ファイル作成は

sqlite3 ファイル名

によって行います.(拡張子は通常dbです.)
ファイル名を指定せず起動し,.open ファイル名でファイルを後から開くこともできます.

ダイアログの終了は

.exit

です.

SQLiteの命令は.によって開始し,クエリは;で終えるという書き方をします.

データベース

作成・削除

データベースは

.database

によって作成できます.

SQLiteで作成されるデータベースは1ファイルなので,データベースの削除はこの単一ファイルの削除で事足ります.

バックアップ・リストア

バックアップは

.backup バックアップファイル名

によって行います.
バックアップからデータベースをリストアするには

.restore バックアップファイル名

です.

.restoreコマンドによるリストアは,現在接続しているデータベースの完全な上書きです.

ヘッダーを入れた出力

ヘッダーをオンにします.

.headers on

ファイル出力

以降の結果をテキストファイルに出力するには

.output 出力ファイル名

とします.
画面表示に戻すには

.output stdout

とします.

クエリ実行結果を一度だけ外部ファイルに出力したいようなときは,

.once 出力ファイル名

とします.

CSV読み込み

CSVファイルをデータベース内のあるテーブルに読み込むには次のようにします.

.mode csv
.import CSVファイル名 テーブル名

CSV書き出し

外部ファイルへの出力前に

.mode csv

としておきます.

出力ファイルをタブ区切りテキストにする場合は,csvに代えて,tsvとします.

エンコーディング

エンコーディングの設定は次のようにします.

pragma encoding = "UTF-8";

テーブル

一覧

.tables

カラムの削除

SQLiteでは,カラムの削除はできません.
テーブルの再構築が必要です.