SQLiteで軽量なデータベース
SQLiteはD. Richard Hipp氏によって開発された関係データベース管理システムです.
パブリックドメインに帰しており,軽量な点が特徴です.
アプリに組み込んで利用されています.
目次
起動・終了
macターミナルからの起動・ファイル作成は
sqlite3 ファイル名 |
によって行います.(拡張子は通常db
です.)
ファイル名を指定せず起動し,.open ファイル名
でファイルを後から開くこともできます.
ダイアログの終了は
.exit |
です.
SQLiteの命令は.
によって開始し,クエリは;
で終えるという書き方をします.
データベース
作成・削除
データベースは
.database |
によって作成できます.
SQLiteで作成されるデータベースは1ファイルなので,データベースの削除はこの単一ファイルの削除で事足ります.
バックアップ・リストア
バックアップは
.backup バックアップファイル名 |
によって行います.
バックアップからデータベースをリストアするには
.restore バックアップファイル名 |
です.
.restore
コマンドによるリストアは,現在接続しているデータベースの完全な上書きです.
ヘッダーを入れた出力
ヘッダーをオンにします.
.headers on |
ファイル出力
以降の結果をテキストファイルに出力するには
.output 出力ファイル名 |
とします.
画面表示に戻すには
.output stdout |
とします.
クエリ実行結果を一度だけ外部ファイルに出力したいようなときは,
.once 出力ファイル名 |
とします.
CSV読み込み
CSVファイルをデータベース内のあるテーブルに読み込むには次のようにします.
.mode csv |
CSV書き出し
外部ファイルへの出力前に
.mode csv |
としておきます.
出力ファイルをタブ区切りテキストにする場合は,csv
に代えて,tsv
とします.
エンコーディング
エンコーディングの設定は次のようにします.
pragma encoding = "UTF-8"; |
テーブル
一覧
.tables |
カラムの削除
SQLiteでは,カラムの削除はできません.
テーブルの再構築が必要です.