名称の校正についての覚書きです.

目次

  1. 人名
  2. 難読地名
  3. ルビ

人名

2020年より,日本政府の公文書で人名のローマ字表記は姓-名の順を原則とするようになりました.

難読地名

Wikipediaに各地方の難読地名一覧があります.
旅の雑誌やパンフレット,交通案内の校正であいうえお順にしなければならない場合などに参考になります.

ルビ

ルビをある親文字の集合に対して振るとき,部分ごとの読み方を明示する必要があるかどうかで区別があります.
「モノルビ」は親文字1文字ごとに振るルビです.
一方,「グループルビ」は語に振るルビです.

  • モノルビの例:とうきょう
  • グループルビの例:東京都とうきょうと

ルビは対象範囲に対して中央揃え(「中付き」)であることが一般的ですが,親文字と頭を揃える「肩付き」ルビとすることもあります.

行間がとれない場合,インラインのまま2段組のように仮名を配置して括弧書きによりルビを記すことになります.
これを「割ルビ」と呼びます.