ExcelマクロでPowerPointへ図表を貼り込む
Excelの図表をPowerPointへ貼り込む方法のメモです.
Excel側からPowerPointを呼び出すケースになります.
目次
PowerPointを起動する
PowerPointはCreateObject
で呼び出すことができます.
Dim ppt As Object |
このCreateObject
はmacOSでも実行できました.
プレゼンテーション
PowerPointのプレゼンテーションは,Excelのブックに似ています.
新規作成
新規作成はAdd
メソッドです.
Dim prst As Object |
開く
ファイルを開くにはOpen
メソッドを使います.
Dim prst As Object |
スライド
PowerPointのスライドは,Excelのワークシートに似ています.
スライドの追加
スライドの追加はAdd
メソッドで行います.
引数は挿入位置とレイアウトを指定します.
Dim sld As Object |
図表のペースト
ExcelからマクロでRange("範囲").Copy
した表や適当にコピーした図があるとき,次の形でペーストすることができます.
With sld.Shapes.Paste |
アタリ画像との差し替え
PowerPointの方にアタリ画像を置いている場合は,sld.Shape("アタリ画像名")
のLeft
・Top
プロパティやWidth
プロパティを使ってペーストする際に同じ位置に画像を配置し,Delete
メソッドでアタリ画像を取り除きます.
参考文献
スピル関数やPower Query,コメントへのリプライなどの新しい機能が紹介されているほか,他のプログラミング言語で処理することの多いファイル操作や読み書きもマクロでパッケージ化して第三者に渡したい場合に助けとなる逆引き辞典です.
- 大村あつし・古川順平 (2021)「Excel VBA コードレシピ集」技術評論社.