macOS13.3でのStable Diffusionの使用例。
パラメータ等をほぼ初期状態にしておいても、本物らしく見える、校正屋さんから見ても異状確認に手間がかかりそうな画像が生成された。

目次

  1. インストール
  2. モデル
  3. ターミナルからブラウザへ
  4. 出力例と異状発現箇所

インストール

機械学習ライブラリのPyTorchをインストール。

そして、Stable Diffusionを入手する。

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

アップデートする時も普通にgit pullでよい。

モデル

クローンしてきたディレクトリのmodels > Stable-Diffusionに、画像のモデルをダウンロードしてきて配置する。

今回はBRAV5(美形のリアルなアジア人モデル5版)を用いるが、モデルにはアニメ調のものなど様々なものがある。

ターミナルからブラウザへ

ディレクトリ内のスクリプトを

python3 launch.py --skip-torch-cuda-test --precision full --no-half

のように起動すると、

http://127.0.0.1:7860

への誘導が表示される。

そのローカルサイトのtxt2imgタブにおいて、ポジティブ(方向性)とネガティブ(抑制事項)のプロンプトを与えて生成ボタンを押す。

出力例と異状発現箇所

メイクが非対称になってしまった場合や指の形がおかしい場合等は違和感が強く気づきやすいが、一瞥するだけでは正しい画像に見えるものが多く出力された。
そのうち出てこなくなるような問題であろうが、覚え書き程度の意味で不自然な箇所が現れた例をいくつか列挙してみる。

ネックレスがシャツの下に入り込んでいる。左目まつげ。ネックレスがシャツの下に入り込んでいる。左目まつげ。
ジャケットのボタンがジレのボタン位置で留められている。一部のみウィンドウペーン柄。ジャケットのボタンがジレのボタン位置で留められている。一部のみウィンドウペーン柄。
腕が分岐している。腕が分岐している。
右手。特に、小指・親指。 ポケットの位置も不自然。右手。特に、小指・親指。 ポケットの位置も不自然。
キャミソールの肩紐消失と同時に、前胴部分の高さが高くなってしまっている(脇に近い高さでなくてはならない)。キャミソールの肩紐消失と同時に、前胴部分の高さが高くなってしまっている(脇に近い高さでなくてはならない)。
髪型と影が不一致。鎖骨のライン。髪型と影が不一致。鎖骨のライン。
シャツの形状、片側だけペプラム袖、ブラジャーのフロントリボン。シャツの形状、片側だけペプラム袖、ブラジャーのフロントリボン。