この節の言葉は通常文献調査の場面で使われるため,商業校正では校正に関する書物を引いた時にしか出会わないと思いますが一応列挙だけしておきます.

目次

  1. 校合(きょうごう)
  2. 校異(こうい)
  3. 校本(こうほん)
  4. 校勘(こうかん)

校合(きょうごう)

写本・印刷物の文字や記載事項を,基準となる本や原稿と照合わせてその異同を知ること.また,それによって訂正したり相違を書き記したりすること.校書(きょうしょ).こうごう.

大辞林 第4版

校異(こうい)

主に古典などについて,同一作品の写しが二種以上ある場合に,それらの文章の文字や語句の異同を比較して示すこと.

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校本(こうほん)

数種の異本の本文を比較して,文章や文字の異同を示した本.

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校勘(こうかん)

古典の刊本や写本の校異を調査して,誤りを正したり,異同を明らかにすること.

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