HexoでMathJaxを使う
WebサイトでLaTeXライクに数式を書くには,MathJaxを用います.
このページは,HexoでMathJaxを使用するための備忘録です.
目次
Hexo5系でhexo-filter-mathJaxを使う場合
hexo-filter-mathJaxは,数式の書き方をLaTeXにできるだけ近づけることを目指しているプラグインです.
対象のブログでhexo-filter-mathJaxをインストールします.
npm install hexo-filter-mathjax --save |
必要に応じて,ブログの_config.yml
を追記・編集します.
以下はデフォルト値です.
mathjax: |
ここで,every_page: false
なら,投稿記事のymlでmathjax: true
とした場合のみmathjaxのレンダリングが行われます.
LaTeXで添字に使う_
や\begin{eqnarray*}
等の環境で使われる*
を\
によってエスケープしなくて済むため,レンダラーにはhexo-renderer-markedではなくhexo-renderer-pandocを使うことが推奨されています.
(もしPandocが入っていないないならインストールが必要です.
CentOS8の場合であれば,公式では
wget https://github.com/jgm/pandoc/releases/download/2.10.1/pandoc-2.10.1-linux-amd64.tar.gz |
のようにすると説明されています.)
hexo-renderer-markedをアンインストールしてhexo-renderer-markdown-itを使ってみたところ,アスタリスクのエスケープこそ必要でしたが,アンダーバーは多くの場合でLaTeXライクにそのまま使えました.
式中の改行\\
はマークダウンのエスケープの関係で\\\\
となるので注意してください.
Hexo5系でhexo-mathを使う場合
hexo-mathは,hexoでデフォルトにインストールされるhexo-renderer-markedと両立して数式を書くことを目指したプラグインです.
対象のブログでhexo-mathをインストールします.
npm install hexo-math --save |
ブログの_config.yml
で,例えば,以下を書き足します.
math: |
記事内では次のように式を書きます.
{% mathjax %} |
数式のレンダリングを行いたくない記事では,記事のyml内で
mathjax: false |
とします.
Hexo4系のログ
まず,対象のブログでhexo-mathとhexo-renderer-mathjaxをインストールします.
npm install hexo-math --save |
次に,ブログの_config.yml
で例えば以下を書き足します.
math: |
最後の部分はマクロの書き方の例で,全微分の形を作ってみました
.
tdf
は引数を2つとると指定しています.
サーバでMathJaxを動かすには,サーバでのパスを調べて,
src: パス/MathJax.js?config=TeX-AMS_CHTML |
とします.
MathJaxのディレクトリには,各ディレクトリに755
,ファイルには644
でパーミッションを与えておくことが必要です.