あまり使われていないAutomatorですが,AppleScriptやTerminalとの連携ができます.
Automatorで作成したワークフローはこのページで述べるような形で利用することができます.

目次

  1. フォルダアクション
  2. Automatorクイックアクション
  3. 音声入力コマンド

フォルダアクション

フォルダにファイルが入ることをトリガーに処理を実行します.
ファイル名のリネームや特定の相手へのファイル送信が用途の一例です.

作ったフォルダアクションは,
ユーザ>ライブラリ>Workflows>Applications>Folder Actionsにあります.

Automatorクイックアクション

Finderなどで右クリックしたときに何かを処理するメニューを出せます.
ファイルはユーザのホームから,ライブラリ>Servicesの中にクイックアクション(拡張子workflow)として作成されます.
ショートカットはシステム環境設定>キーボード>ショートカットから設定できます.

音声入力コマンド

両手が塞がっていたりアプリケーションを頻繁に切り替えねばならないときに,音声入力を助けとするために使います.
あるスプレッドシートを1行ずつクリップボードにコピーして別のアプリケーション内でペーストするときに使ったことがあります.

音声入力コマンドは,音声入力が有効化されているときに動作させることができるアプリケーションであるため,環境設定>アクセシビリティ>音声入力>音声入力コマンド内で「高度なコマンドを有効にする」に予めチェックを入れておきます.
音声入力の有効化にはfnキーを2回叩けばOKです.

なお,コンピュータ制御させるときは,環境設定>セキュリティとプライバシー>アクセシビリティで,作成したアプリケーションにチェックを入れます.
また,実行ファイルはユーザ>ライブラリ>Speech>Speakable Itemsの中に作成されます.